積立不足の解消のためには | 中小企業の退職金/適格退職年金の移行対策

積立不足の解消のためには

 積立不足を解消するのに、どの程度の負担が必要になるでしょうか?


 まず現時点での積立不足額(過去勤務債務【注】)を数年に分けて

通常の保険料とは別に支払っていかなければなりません。

さらに予定利率を現実的な運用水準に引き下げていかなければなりません。

そうすると毎月の保険料は当然アップします。


 つまり、過去勤務債務を穴埋めする為の保険料と予定利率が下がっ

たことにより増額された毎月の保険料の両方を企業は負担しなければ

ならない
ということです。

これはかなりの負担増となります。


 予定利率の引き下げによって、どの程度保険料に影響をみてみましょう。

(あくまで単純な複利計算したもので、実際との多少異なる)



 例えば、40年後に1,500万円の退職金を支払うとすれば、

毎月の積立金は、


利率5.5%複利なら  8,576円

利率3.0%〃    16,157円

利率1.5%〃    22,797円

利率0.75%〃   26,789円




 予定利率を5.5%から0.75%に下げれば、実に約3倍以上の差

がつきます。この差額と過去勤務債務の補填分の合計額を企業は負担し

ていかなければならないのです。



【注】退職給付水準の改訂等に起因して発生したその改訂前の期間

に関わる退職給付債務や年金資産の期待運用収益と実際に運用成果

との差違等により生じるもの等があります。もう少し、簡単に言う

と、例えばある会社が退職金制度を導入した場合、すでに40歳で

勤続20年経っている社員がいるとするとこの人が20歳から40

歳の期間に今回導入された制度が当初から導入されたとみたときに

積立てられたと考えられる積立金のことをいいます。




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2009年01月18日 コメント(0) |

カテゴリ: 退職金 適格退職年金

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