運用利率の変動がどれだけ退職金積立に影響を与えるか? | 中小企業の退職金/適格退職年金の移行対策

運用利率の変動がどれだけ退職金積立に影響を与えるか?

 外部積立制度としての各退職金積立制度は、その総てが制度発足当初、
最低でも5%以上の運用利益を見込んではじめられました。

 毎月積立てていく掛金等が年5%以上で複利運用されることを前提に、
毎月の掛金や保険料等の金額を決めていたのです。
今から考えればとんでもない話ですが、当時はそれが「常識」だったのです。

しかし、ご存知の通りバブル崩壊後この「常識」は脆くも崩れ去ったわけです。

そして今100年に1度言われる未曾有の金融危機でさらに大変なことになっ
ているのです。

 では、この運用利率の低下が、退職金の積立金にどれだけの影響を与える
ことになると思われるでしょか?

退職金は長期の積立を必要とすることがほとんどです。
入社から定年退職に至るまで40年前後の勤続年数を有することとなります。
その間に将来支払うべき退職金を積立てていくわけです。

 例えば、年5.5%複利と3.0%複利及び年1%複利で、毎月1万円ずつ、40年間
(480ヶ月)積立てとして、40年後の受け取り総額はいくらになっていると思わ
れるでしょうか?


○運用利率、年5.5%複利の場合     17,490,193円

○運用利率、年3.0%複利の場合      9,283,746円

○運用利率、年1.0%複利の場合      5,903,830円


実にこれだけの大きな差がでるのです。

 仮に17,490,193円相当額を勤続40年の従業員の退職金として設定している
場合、5.5%の運用益が望めるのなら、毎月1万円を積立ててればよいのです
が、3.0%なら2倍近く、1%しか望めないのなら約3倍の3万円程度を毎月積
立てなければなりません。

 これでお分かりのように運用利率の変動がこれだけ退職金積立に影響を
与えるのです。


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2009年01月07日 コメント(1) |

カテゴリ: 企業年金 適格退職年金

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